骨盤矯正のメリット・デメリットとは?

整体や整骨院で受けることのできる代表的な施術の1つ、「骨盤矯正」。「骨盤矯正」とはその名の通り歪んでしまった骨盤を矯正する施術で、骨盤は妊娠・出産だけでなく運動不足や加齢、姿勢の悪さなど日常的な癖が原因で歪むことも珍しくないため、出産後の女性に限らず誰でも必要となる可能性があります。

後述していきますが、骨盤の歪みを直すことは姿勢がよくなったり、長年苦しんだ腰痛を改善したり、内臓の機能が改善したりと、いいことがたくさんあります。自分は生まれつき姿勢が悪いから、、というお話をよく聞いたりしますが、確かに先天的に腰痛になりやすい方がいるのも事実ですが、いままで行っていなかった骨盤矯正などによって改善が見られることもありますので、本文を読んで当てはまるという方は改善に向けた努力をしてみましょう。それでは始めてまいります。

骨盤矯正のメリット

骨盤矯正のメリットの1つは、肩こりや腰痛、頭痛改善です。骨盤が歪んでいると体の各関節への負担が大きくなり、筋肉が緊張して血流が滞ってしまいます。疾患を原因としない肩こりや頭痛、腰痛の原因の多くは筋肉の緊張と血行不良ですから、骨盤を矯正して筋肉の緊張を緩め血流を良くすることで、肩こりや頭痛の改善効果が期待できるのです。

また血行が改善されると不純物が排出されやすくなるため代謝が良くなり、便秘やむくみ、冷え性も改善されます。骨盤の歪みで圧迫されていた腸がスムーズに動けるようになることも、骨盤矯正による便秘改善のメカニズム。また代謝が良くなると太りにくくなるというメリットもあります。

これら健康面でのメリットに加え、骨盤矯正することで体型のバランスを整えることができるという、美容面でのメリットもあります。骨盤は体の土台であり内臓を支える働きもあるため、正しい位置に戻れば体全体のバランスが整い、バストアップやヒップアップ、腰のくびれ効果が得られるだけでなく、O脚やX脚が改善されることもあるのです。

骨盤矯正のデメリット

一方、骨盤矯正のデメリットとしては、効果が出るまでにある程度の時間がかかる、と言う点が挙げられます。そもそも骨盤の歪みは一定の時間をかけて起こっているいわば「体の癖」言い換えれば「形状記憶」であるため、これを1回の施術だけで元に戻すのは不可能。1回だけである程度の効果を実感できる場合もありますが、完治を目指すのであれば数回にわたって施術を受ける必要があるのです。またせっかく施術を受けても、歪みの原因であった姿勢の悪さなどの日常的な癖を治さなければ、なかなか骨盤が矯正されない、あるいは矯正されてもすぐに元に戻ってしまうため、効果を得ることができません。

このように数回にわたって施術を受ける必要があるということは、それだけ費用がかかってしまうということで、これも骨盤矯正のデメリットと言えるかもしれません。また医療ではないため治療院によって価格設定もバラバラ。ある程度相場はありますが、価格に幅があるため各治療院を比較し、最終的に幾ら必要になるかを計算する必要があるでしょう。

まとめ

今回は身体の中心にあって、下半身と上半身をつなげる要となる骨盤のゆがみやその矯正のメリットデメリットなどについて記事を書いてまいりました。文中にもありますが、骨盤はどのような動きをする際にも活用される部位なので、常に悪姿勢でいるなどすると疲労がたまって腰痛を生み出します。

また特に妊娠・出産をした方は骨盤に大きなダメージを抱えており、自分でやるか、専門家に任せるかはさておき、キチンとケアしないと歪んだまま固まってしまうので、注意が必要です。それでは本文の最後にご自身の骨盤が歪んでいるか、否かの判断に使えるチェック項目を紹介しようと思いますので、気になる方は是非、チェックしてみてください。

脂肪の受け皿を生む!? まずはゆがみをセルフチェック!

ぽっこりおなか、下半身太りなど、体型の悩みは人それぞれ。個人差がでてしまうのは、体のゆがみが人ぞれぞれ異なるから。まずは自分のゆがみをチェックして、体のどこに脂肪がつきやすいのかを確認しましょう。気になるゆがみは重点的にケアしてみて。

CHECK 1】ねじれ

上面を向いて立った状態で、上半身だけ左右にねじる。腰や背骨に違和感のある部分がないかをしっかり確認しながら、左右のねじれの違いをチェック。

消えたくびれや下半身太りにつながる骨盤の「ねじれ」

脚を組んだり、長時間のデスクワークで骨盤がねじれると、腰周りや下半身に脂肪がつきやすく。腰をひねり、骨盤を正しい位置に整える。

CHECK 2】広がり

鏡の前に立って、骨盤の広がりをチェック。スタイルを良く見せようとせず、普段どおりの自然な立ち方の方が、体のクセがわかりやすい。

Q.骨盤の前面を触った感じは?

A.右or左に出っ張っている

B.出っ張っていない

Q.ひざとひざの間は?

A.離れている(O脚)

B.くっついている

ひとつでもAが当てはまった人は「骨盤が広がっている」

引用:美的ドットコム