あなたの原因はどこに?足のむくみ!!

 

顔ではなく足のむくみに焦点を当てると、男性よりも圧倒的に女性が気にされることだと思います。そもそも女性は男性に比べて体内に水分をため込みやすい体質を持っているため、むくみやすいのはもちろん、パンプスやハイヒールなど男性よりもきつい靴を履く機会も多く、むくんでいると靴のサイズが合わないので痛くなってしまうこともむくみを嫌がる要因の一つだと思います。

あるいはむくんでいる状態というのは足に水分が溜まっているので疲れやすくなったり、通常よりも足が太くみられてしまうことも、気になる要因としてあげることが出来ます。

後述しますが、病気から来るものでなければむくみは日ごろからの生活習慣によって改善が見込めますし、むくみのストレスが無くなれば毎日、晴れ晴れと過ごしていけると思いますので、是非、実践してみてください。それでは記事を始めてまいります。

足のむくみについて

足がむくむ時の特徴として座りっぱなし、立ちっぱなしでいたから、というイメージがあると思いますが、むくみの原因は主に長時間同じ姿勢でいた、身体の塩分濃度筋力不足などをあげることが出来ます。

例えば私たちの身体には常に重力が影響を及ぼしていますので、長時間同じ姿勢でいると心臓から離れた部位ほど筋肉によるポンプ作用が低下するため、血流が滞りやすくなり血流の循環が悪くなり、むくみが発生するようになります。

また同様の理由から運動不足でもむくみは発生します。先ほど筋肉によるポンプ作用という言い方をしましたが、これは詳しくは筋ポンプ作用と呼ばれています。ではなぜこの作用が必要かというと、もちろん私たちの身体に血液を送っているのは心臓なのですが、重力が加わることで心臓のチカラだけではつま先まで送った血液が戻ってくることはできません。

足のむくみについて ~その2~

ですから第二の心臓ともいわれるふくらはぎの筋肉を使って心臓まで血液を戻しているのです。ちなみにただ、血液の流れを助けるだけではやはり重力のチカラで逆流してしまいますので静脈弁という組織が逆流を防いでいますがこの機能やふくらはぎの筋肉が落ちると下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)という疾患になりやすいので注意しましょう。

話を戻してむくみについていえば、ふくらはぎの筋肉が落ちてしまうと血液もそれに乗って流れてくる老廃物も流れてこず、むくみにつながってしまう、というわけです。

最後に身体の塩分濃度についてですが、我々にとって塩分は欠かせないものですが、過剰に摂取してしまうと身体の塩分濃度は上がっていってしまいます。その際、脳は身体の塩分濃度を一定に保とうとします。

例えば水分をたくさん摂取していれば、高まった塩分濃度を下げるために尿となって排出しますが、水分量が少ないと身体は塩分濃度を一定に保つために身体にため込むようになり、むくみが助長されるというわけです。

この章の最後に、むくみは一時的なものであれば日常的な身体の反応といえますが、太ったわけではないのにむくんでいる状態が何週間も何か月も続く場合は、むくみの原因となる病気を患ってしまっている可能性もありますから、一度、専門家に相談するようにしましょう。

本日のまとめとセルフトリートメント

今回は女性に多い、足のむくみの原因について記事を書いてまいりました。文中にもありますが、元々、筋肉量が少なく、身体に水分をため込みやすい女性の身体はむくみやすいので、自身の努力なくしてはなかなか改善することができません。

冒頭にもある通り、職業によっては、立ちっぱなし、座りっぱなし、あるいは保育士さんなどは子供の目線に合わせて中腰にならざるを得ません。

同じ姿勢でずっといるとむくみではなく腰痛や骨盤の疾患などを併発しやすいので腰に負担がかからない努力をしましょう。最後にこれまでに登場した職業の方の仕事体勢でも行えるエクササイズをご紹介しようと思いますので、是非、参考にしてみてください。

オフィスで簡単セルフトリートメント

<座ったままケア>

  • デスクの下で足を伸ばし、つま先を上げたり、伸ばしたりしてストレッチで血流アップ
  • ゴルフボールなどを足の下に置き、ころころと足裏のツボを刺激
  • 足首からふくらはぎにかけて、服の上からでOKなので、下から上に軽く撫でるようにマッサージ。血流やリンパの流れを意識しましょう。
  • 下半身のむくみに効く「足の三里」のツボ押しは座ったままでできます。周辺を5秒程ずつ圧迫しツボを刺激してみましょう。

<立ったままケア>

ふくらはぎを意識しながら、立ったまま、以下の動きをやってみましょう。ふくらはぎを動かすことで、カラダ全体の血流がアップします。

  • その場で足踏み
  • つま先立ちでかかとの上げ下げ
  • アキレス腱伸ばし

引用:カンポフルライフ

※補足しますが、足の三里というのは膝のお皿の下に人差し指、中指、薬指、小指の順につけていって、ちょうど小指が当たる所に存在する、腹痛や嘔吐、胃腸の不調などを改善するツボのことです。