冷え性は万病のもと!冷え性による健康への悪影響とは

昔から健康というキーワードはどなたにとっても興味のある言葉でしたが、昨今では健康ブームが加速してジョギングやジム通いあるいは生活習慣に注意している方が多くなったように思います。しかしながらいかに流行っていても運動は嫌いという女性も多いことでしょう。しかしそんな方に起こりやすいのが今回のテーマでもある冷え性です。冷え性は様々な原因から起こりますが、大きな原因として筋肉量が少ない、血流がよくない、ホルモンバランスの乱れなどをあげることができます。

例えば毎年、冬になると冷えがつらいという方は当記事を読まれて出来る範囲で改善への努力をしてみるようにしましょう。それでは記事を始めてまいります。

冷え性による悪影響

血行の悪さが原因で起こる、「冷え性」。特に血流においてポンプの役割を果たす筋肉の量が少ない女性は、冷え性になりやすいと言われています。そのうえ気温が下がると体は体内の熱を逃がさないようにと血管を収縮させるため、血行が更に悪くなって手足の末端まで血流が行き届かず、手足が異常に冷える「末端冷え性」になってしまうのです。

とは言え「体質だから仕方ない」と諦めて放置していると美容にも健康にも悪いのは、誰もが知る通り。冷えによって血流やリンパの流れが悪くなると、新陳代謝が滞って肌のターンオーバーが狂い、シミやしわなどの肌荒れが起こりますし、基礎代謝が下がることによってカロリー消費が少なくなり、太りやすい体になってしまいます。流れが滞ることでリンパ管や血管から水分が漏れて細胞間に溜まり、顔や体が浮腫んでしまうのも、冷えが原因である場合が少なくありません。

冷え性は万病のもと?

女性にとって美容に悪影響を及ぼすのも冷え性の恐ろしいところですが、何より体の様々な機能が低下するため万病のもととなり、基本的な健康を維持することが難しくなってしまう危険性があるという点で特に注意が必要です。

例えば免疫力の低下。人の体は白血球にある免疫細胞がウィルスなどの異物を発見し攻撃することで疾患から身を守っているのですが、冷え性により血流が悪くなっていると異物を発見しても免疫細胞が集まりにくく、撃退できなくなってしまいます。またウィルスや細菌を分解したりタンパク質を合成したりする酵素も、体温が低いと反応速度が鈍ってしまうため、やはり体を十分に守ることができなくなってしまうのです。こうして免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザなどの疾患にかかりやすくなってしまい、また回復にも時間がかかってしまうというわけです。

また体内温度が低いと、内臓機能も低下してしまいます。例えば腸は体の重要な消化器官であり、冷えによって機能が低下すると消化不良や下痢、便秘を起こしやすくなるだけでなく、脳の神経伝達物質を作っている器官でもあるため、腸の働きが悪いと脳の機能にも影響が及び、集中力や記憶力の低下、うつなどを引き起こす可能性があるとも言われています。

更に女性の場合、冷え性のせいで子宮や卵巣など生理や妊娠に関係する器官への血流が悪くなり、必要なホルモンや栄養素が届きにくくなることもあります。こうしてホルモンや栄養素が不足すると、生理痛や生理不順、子宮内膜症、不妊症などの婦人科系疾患へと繋がると言われているのです。

まとめ

今回は女性の大敵、万病のもとともいわれる冷え性について記事を書いてまいりました。文中でもたくさん原因を書いていきましたが、やはり一番の解決策は身体の熱を作る筋肉量をアップさせることにあります。

もちろん中には筋肉をつけると身体が大きく見えてしまうので嫌だという方もたくさんいらっしゃると思いますので、そういった場合はヨガであったり、下記のようなストレッチであったり、筋肉量を増やすよりも血行を促進させたり、筋肉を柔軟にしたりとご自分に合った解決方法を探してみましょう。

こわばった筋肉を伸ばすと、筋肉がポンプの役割となって、体の末端まで血流を促し、血行不良により冷えていた手足が温まります。

<足全体の冷えに! 座ったままストレッチ>

-太ももふくらはぎエクササイズ-

太ももには足先から心臓に戻る血液を送り出す筋肉があります。この筋肉が衰えると血行が悪くなり、足全体の冷えにもつながります。オフィスで冷えたとき、机の下でこのエクササイズをこっそり実践してみてください。

椅子に座り、片足をまっすぐに前に伸ばし、つま先を手前に引いてかかとを突き出します。ふくらはぎを伸ばした状態で15秒静止。

次に、つま先を遠くへ伸ばし、そのまま15秒程度静止します。

1と2を交互に繰り返しましょう。

<足もとの冷えに! 立ったままストレッチ>

-かかとの上げ下げエクササイズ-

ふくらはぎの筋肉も心臓に戻る血液を送り出すポンプの役割を果たしています。電車に乗っているとき、キッチンに立っているときに実践すれば、温かくなるだけでなく、ふくらはぎの引き締め効果もあります。

つま先立ちでふくらはぎに負荷を感じるところで15秒程度静止します。

地面にかかとを降ろして、しばらく休みます。

1と2を交互に繰り返しましょう。

引用:ツムラ

 

冷え性

Posted by harelife