長時間のテレビの視聴が物忘れの原因に!?脳を活性化して予防しましょう

2020年10月6日

いきなりですが、あなたは1日どのくらいテレビを見ますか?

長時間見ている人は要注意。

なんと、長時間のテレビの視聴は物忘れのリスクを高めるそうなんです。

TVを見る機会の多いあなた、ちょっとこのまま読んでみてください。

TVの視聴頻度で一番多いのは平日2時間以上、休日3時間以上の「ミドルテレ」

朝起きたらとりあえずTVを付けて朝の情報番組を見る。家に帰ったらとりあえずTVを付けて録画した番組を見る。そんな習慣のある人が多いのではないかと思います。特に休日になると、1日中TVを付けっぱなしの人もいるのでは・・・。

実際のところ、どうなのか。こんな調査結果が公開されていましたので、紹介させていただきます。

(前略) 株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)が運営する、動画広告に特化した調査機関であるオンラインビデオ総研は、全国2万人、10代から60代を対象に実施したテレビ接触頻度調査(ローテレ調査)の結果を発表。 (中略) 【1】 全国2万人、15歳~69歳における、テレビ視聴6分類の調査結果 (後略)

引用:株式会社サイバーエージェント プレスリリースより

この調査では、テレビ視聴頻度を下記のように6分類に分けて、調査を行ったようです。

  1. ノンテレ:テレビを持っていない、または一ヶ月以内に視聴なし
  2. 超ローテレ:平日30分未満、かつ休日1時間以下
  3. ローテレ:平日1時間以下、かつ休日2時間以下
  4. ミドルテレ:平日2時間以上、または休日3時間以上
  5. ハイテレ:平日3時間以上、かつ休日3時間以上
  6. 超ハイテレ:平日5時間以上、かつ休日5時間以上

これを踏まえて、先ほどの調査結果を見てみると、一番多いのは29.1%の割合を占めている「ミドルテレ」で、全体の約3割の方は平日2時間以上、休日3時間以上TVを見ているようです。また、「ミドルテレ」よりも視聴時間が長い「ハイテレ」の方も多いようで、22.0%もいらっしゃるようです。

TVを全く見ない、またはTV自体持っていない「ノンテレ」の方は10.3%いらっしゃるのですが、一方で平日5時間以上、かつ休日5時間以上TVを見る「超ハイテレ」の方も同じくらいいらっしゃるようです。

最近はスマホでもドラマや映画を見れるので、それを含めるともっと視聴時間が長くなるのではないでしょうか。では、視聴時間が長いと何が問題なのか、ここから探っていきたいと思います。

若い時の1日のTVの視聴時間が3時間以上の人は、認知能力の低下に見舞われる確率が高くなる

TVを見る時間が長いと、身体影響が出てくるものです。目が疲れたり、頭が疲れたり、寝つきが悪くなったりするようです。

また、心理面においても影響があるようで、悲しいニュースや恐ろしいニュースを見ると、ネガティブな感情になりやすく、不安感が大きくなることもあるようです。

さらには、こんなニュース記事もあります。

【12月3日 AFP】若年成人期のテレビの見過ぎが原因で、中年期に認知的問題が発生する可能性があることを示唆する調査結果が2日、発表された。調査は、3000人あまりを対象に25年間にわたって行われた。  若年成人期にテレビの視聴時間が1日3時間を上回ると申告した対象者は、体を動かしている時間がより長く、同じ時期に視聴時間が1日3時間より短いと申告した人々に比べて、将来に認知能力の低下に見舞われる確率が約2倍高かった。  米国医師会(American Medical Association、AMA)の精神医学専門誌「JAMAサイキアトリー(JAMA Psychiatry)」に発表された今回の研究では、参加登録時の年齢が18~30歳の成人3247人を追跡調査した。 (中略)  テストの結果では、身体の活動レベルが低く、テレビを長時間視聴する対象者に認知的処理速度および実行機能の低下がみられ、そこに因果関係が存在していることが示唆された。論文では、「活動的な行動パターンが最も少ない(つまり、身体活動性が低く、テレビ視聴時間が長い)調査参加者らは、認知機能が低下する確率が最も高かった」と指摘されている。 (後略)

引用:AFPBB News「若い時のテレビの見過ぎ、中年期の脳に悪影響か 米研究」より

このニュース記事によると、若い時の1日のTVの視聴時間が3時間以上だった人は、3時間未満の人と比べると、将来、認知能力の低下に見舞われる確率が約2倍高くなるそうです。

TVを見ている間というのは、人間の脳受け身の状態になるとされています。目に入る光や、聞こえてくる音によって刺激は受けるのですが、「思考」「認知」といった機能はあまり働かず、脳が活性化してくれないそうなんです。

こういうことが、認知機能の低下を引き起こしてしまうのではないでしょうか。

認知機能の低下でコワイのが、物忘れといった症状。ひどくなると、認知症になってしまう恐れもあります。なので、TVの見過ぎには気を付けたいところですね。

一番組見たら内容や感想を文章にまとめる作業は、認知機能の低下の予防になる

長時間のTVの視聴は良くないと分かったものの、どうしても見たい番組もあって、ついつい見る時間が長くなる・・・。

そんなときにオススメなのが、一番組見たら内容や感想を文章にまとめる作業。この作業をすることで、目や耳から入った情報整理ができて、活性化認知機能の低下予防にもなるようです。

また、まとめた文章を人に読んでもらい、番組の感想や意見を共有することは、会話のネタにもなるようで・・・。自然と言葉が出てきて、コミュニケーションにも繋がるのではないでしょうか。

文章にまとめるのが苦手な方はたくさん書かなくても大丈夫。最初はちょっとしか書けなくても、頭を使って考えるという作業を行うことが重要なのです。

時間がない方も、CMの間だけ、番組と番組の間だけを使って、文章にまとめてみるのもいいかもしれませんね。

お子さんから高齢の方まで、どの世代の方も試されてみてはと思います。

本日のまとめ

この記事では長時間のテレビの視聴に注目して、ご紹介してまいりました。

若い時の1日のTVの視聴時間が3時間以上の人は、3時間未満の人と比べて、認知能力の低下に見舞われる確率が2倍高くなるという研究結果があるようです。どうかTVの見過ぎには気を付けるようにしましょう。

また、番組の内容や感想をまとめる作業をするなど、認知機能の低下の予防もされてみてはと思います。

  • ●集中力が続かない
  • ●疲れが取れない
  • ●寝つきが悪い

そんなあなたは、他に原因があるのかもしれないので、病院整骨院などお近くの医療機関でみてもらいましょう。

例えば、整骨院ならお薬を使わず、整体鍼灸ケアをしてくれたりします。症状がひどくなる前に、早めにケアを始めてみてくださいね。