あなたの不調の原因は心?それとも身体?心身症について知りましょう!

よくストレス発散という言葉がありますが、人によってはご自身の解消方法がよくわからなかったり、ネットや人に言われた方法を試してみてもすっきりしなかった。なんてこともあるのではないでしょうか。

人間が社会で生きていこうとすれば少なからずストレスというものは溜まってしまうものですが、たとえば嫌いな同僚がいたり、仕事をしなくてはならないという心理的なストレスや、身体の一部が常に痛みを発しているような身体的なストレス、あるいは自分が望むだけの賃金をもらっていなかったり、どうしても給料を人と比べてしまう、などの金銭的なストレスなどその形は様々にあります。

今回はそういった、ストレスが溜まってしまう事で身体にあらわれる不調について記事を書いていきたいと思います。もちろんストレスには個人個人で耐性が高い、低いなどもありますが、周りに気を使いすぎてご自身の思いを主張できず、加えてストレスの発散方法がわからないという方はぜひ、ご自身にあった発散方法をみつけてみるようにしてください。それでは記事を始めてまいります。

心身症とはなんだろうか?

これはストレスに端を発する身体の不調を総称した言葉で主な症状は脱毛、動悸・息切れ、生殖器の不調、便秘、高血圧、めまい・立ち眩み、食欲不振、情緒不安定、集中力の欠落などをあげることができます。

しかし総称という言葉を使用しているように心身症以外でも自律神経失調症、うつ病、適応障害というように原因は同じストレスであっても病名が分類されているものもありますし、まだ名前がつかないものもあり、ご自身の状態と記述内容が同じであっても早合点しないようにしましょう。

また精神に関わる疾患を引き起こすと先のような身体的な特徴以外でも不眠症にかかっていることが多く、例えばうつ病の患者の半数には不眠が見られ、不眠症の半数にはうつ病の傾向がある、といったように睡眠と精神の関係は非常に密接していると考えられていますので、最近よく眠れない、寝つきが悪いといった事が長く続いた際には精神のケアについて十分に考えてみると良いかもしれません。

心身症にかかりやすい人の特徴

冒頭にもあるようにストレス耐性というのは個人個人によって異なるものですが、特にストレス発散の方法がわからない、仕事人間、など真面目な方には精神疾患がよく発症しやすい傾向にあります。

もちろん肯定するわけではありませんが、一見すると他人に迷惑をかけている、人に口撃を繰り返す人、自分の欲求のために犯罪を起こす人、自己中心的な性格をしている人などの方がストレスを貯め込まず、こういった疾患にはかからないというわけです。

また心身症はやはり冒頭のようにストレスを貯め込むことによって起こることもあれば劇的なきっかけによって発症することもあり、以下には心身症が起こるきっかけやチェックポイントについて記載しているサイト引用してみようと思いますので、確認してみてください。

症状に波がある

心身症の症状はストレスに左右されるため、症状に波が見られるのが特徴です。例えば、休みの日と出勤の日では痛みの強さが明らかに違ったり、特定の人と過ごしたときや苦手な場面の前後に症状が悪化したりということがあります。

治ったと思っても再発してしまう

心身症では、その原因は身体だけではなく心にもあります。このため、薬などで身体の治療をしていったんよくなったとしても、ストレスの方が解消されていないと、しばらくしてまた再発しています。

明らかなストレスのきっかけがある

自分でも思い当たるような明らかなストレスがあるのでしたら、その後におこった身体の変化は心身症の可能性があります。

最近大きな生活上の変化があった

自分ではとくに思い当たるようなストレスを感じていない場合でも、生活に大きな変化があったときには無意識の負担が心身にかかりやすいものです。悪い方向への変化はもちろんのこと、その変化がたとえ嬉しいことであっても、心身の負担となっているケースがあります。

引用:元住吉ここみクリニック

まとめ

今回は主にストレスによって起こる不調の総称である心身症について記事を書いてまいりました。文中にもあるように普段から他人に迷惑をかけない、人に嫌われないように気を使った行動をしてしまう、といった方は他人よりも自分の心を大切にしてあげられる環境を見つけてあげるようにしましょう。

またその際には考え方の転換という方法もぜひ、取り入れてみてください。それは例えば嫌いな人のいい所を一つでも探して、あそこは嫌いだが尊敬できる面もある。仕事は完ぺきにこなさなくてはいけない、ではなく他人に少し頼ってみたり、すべてを抱え込まず他人の失敗は他人のものであると割り切る。

つらく当たられた時はその事実だけを見るのではなく、きっと家庭で問題があったのだろう、気分が悪い日もあるだろう、などその背景を想像して気にならないようにする、など自分にとって都合のいい解釈をすることも時には重要であることを覚えておきましょう。

心身症

Posted by harelife