寝相だけでなく寝具にも原因が?寝違え!

睡眠の大切さというのもはどなたも、もちろんご存知の事と思います。人は人生の四分の一は寝ているといわれていますし、あるいは夜の10時~2時にかけては成長ホルモンが大量に出るゴールデンタイムといわれており、子供の睡眠を促すのはもちろん、親御さんたちにとってもこの成長ホルモンは疲労回復に効果があったり、自律神経を整えたりと非常に有益なものなのです。

他にも余談をくわえれば運動すると運動している間に徐々に脂肪が燃焼されていくようなイメージがあり、運動がおわったらすぐに体重が減るという考えを持っている方が多いですが、実は昼間にした運動によって脂肪が減っていくのは身体が整えられていくのは睡眠の時なのです。

同様に炭水化物などの取り過ぎによって身体に脂肪がついてくのも夜の間に起こる事ですから、その点、きちんと覚えておかれるといいかもしれません。さて、冒頭から話が脱線してしまいましたが、今回はそんな睡眠にまつわる寝相やその日の疲れ具合などによって発生する寝違えについて記事を書いてまいりたいと思います。

当記事を読まれて当てはまる方、あるいはよく寝違えを起こすという方はぜひ、改善に向けた努力をしてみてください。それでは記事を始めてまいります。

寝ている時に何が起こっている?

知名度はかなりあると思いますが、実際、寝違えは特に命を脅かすものではありませんし、痛みを伴う炎症も2~3日もあればほとんど普段の生活に戻れますので、そこまで恐れている方は少ないと思います。

寝違えというのを改めて説明すると首から背中にかけて筋肉が炎症を起こしているために痛みが出る症状を指しており、医学的に急性疼痛性頚部拘縮(きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく)という言い方をします。

また寝違えで一番多い症状は首が痛くて回らなくなってしまうものだと思いますので、皆様も寝違えは首に起こるものであるというイメージがあるかもしれませんが、実はそれだけでなく首から始まる上半身の筋肉はそれぞれが繋がるようにして出来ていますから、実際には首だけの問題でないことがほとんどです。

では寝違えがどのようにして起こるのか?と質問されると変な体制で寝てしまったから、という回答が多いと思いますが、先のようにそれだけが問題ではありません。例えば寝具、欧米ではベットが異常に柔らかく、身体がすべて沈んでしまうようなベットを使っている方も少なくありませんが、柔らかすぎるベッドは違う見方をすれば身体が完全に固定されている状態で寝ていることになり、寝返りを打とうとした時に首を捻挫したり、体勢を変えただけで首に負担のかかる格好に無意識でなってしまうことがあります。

あるいは寝相も考えられます。普段であれば仰向けになってキレイな体制で寝ている方も時にお酒を飲んで帰ってきたり、疲れて帰ってきてそのままうつぶせの状態で寝てしまって、朝起きると首に炎症が起こっているということもあるでしょう。

最大の原因とストレッチ

ですが、実は寝違えというのはそういった寝具・寝姿勢だけの問題ではなく普段の姿勢であったり、習慣によって起こることが一番多いといわれています。年に何度も寝違えてしまう方は寝具に気を付けるよりもそちらに注意してみましょう。

例えばギックリ腰なども同じような原因で起こるのですが、私たちの身体を動かしている筋肉というのは同じ姿勢でずっといたり、激しい運動を繰り返し行っていると徐々に疲労を貯めていき、ついにはそれがコリとなって現れるようになります。

肩や腰、背中がこっている状態長く続くと、例えば地面に置いてある靴下を取ろうとしただけ、肩を回そうとしただけ、起き上がろうとしただけ、など普段の何気ない行動が引き金になって激しい痛みを引き起こすようになり、それを私たちはギックリ腰や寝違えなどと呼んでいるということですね。

また先にも申し上げたように首を始めとする上半身の筋肉はそれぞれが繋がっていますから、どこかのコリが首や肩周りに影響を及ぼしたり、悪姿勢で歩いている、怒り肩でパソコン画面に向かっている、ずっと同じ姿勢でスマホを覗いているなどは極力さけるようにしましょう。

それでは最後に寝違えが起こってしまった時に効くストレッチを紹介して終わりたいと思いますが、もちろん痛みが激しい時には無理をせず、多少動くようになってから行うように注意してください。

首が痛む側の腕を少しずつ後ろに引き上げて、自然に止まったところで20秒キープ。20秒たったら腕を下ろす。これを2セット繰り返す。

1.痛む側の手のひらで腰の真ん中を軽くおさえて、そのままひじを後ろにひいて20秒キープ。こちらも2セット繰り返す。

2.痛む側の腕を広げて120度の角度でバンザイ。その角度のまま、肘を軽く後ろにひいて20秒キープ。こちらも2セット繰り返す。

3.逆の腕で1〜3まで、各1セットずつ繰り返す。

首や肩が痛いのに、腕を動かすことで痛みを和らげるという目からウロコの方法です。ネット上にはこのストレッチを分かりやすく解説した動画もあるので、一度観てみるとイメージしやすいかも。

寝違えの要因は色々ですが、寒さや内蔵の疲れもそのひとつなのだとか。季節の変わり目は体調を崩しやすいだけでなく、寝違えも起こりやすいのかもしれません。

引用:POUCH~寝違えたら迷わずコレ! たった3分で辛さが軽減する魔法のストレッチ~

寝違え

Posted by harelife